本日2014年10月1日、掘削残土処理工というグループ作業を直営班にて作業しました。
作業に要したコストは労務3名に機械を4tダンプ2台、バックホウ0.2を1台、それに燃料を56L使用しました。
それらを集計し、本日のコストは 92,660円 です。
今日の原価のみを集計したケースです。
本日の損益を把握するために出来高数量をつかみます。
本日の出来高は 150m3 です。(グループ作業ごとにつかむ事で出来高管理が実現可能になります。)
出来高をつかむことで実行予算上の出来高金額が計算できるようになります。
本日の出来高金額は 88,025円 です。
損益の計算は 出来高88,025円 - 原価92,660円 = 損益‐4,635円
4,635円の赤字であることが判明します。
これまでの原価管理との違いは、まず本日の損益がわかること。
そして仮に予算段階では150m3の進捗予定であった場合、
本日の損益はおそらく大丈夫であろうという誤った認識のもと工事を進めます。
(工事完成時に原因究明ができない。)
特に直営施工の場合、毎日の段取りで原価が変動することに気を付ける必要があります。
確実な利益を管理するためには本日の損益を把握し、
明日のコストに見合った段取りに取組む必要があります。
では実際に明日のコストに見合った予定日報についてご紹介します。
明日の人員や資機材の段取りは大半の場合、前日(今日)のうちに予定がたてられています。
そこで明日のコストを、明日の予定グループ作業に日報入力することで
明日の最低作業量を実行予算から導いてくれるのが予定日報です。
具体的な作業量が見えるようになれば監督さんの段取力の向上につながります。
明日のコストに見合った予定日報から更にもう一歩レベルアップしてみましょう。
本日の損益、4,635円の赤字を明日取り戻すためには
いったどれくらいの作業を明日行わなければならないのか。
明日のコストから利益をシミュレーションすることで確実な利益管理を行います。
重要なことは日々の損益を確認しながら、
明日の段取りに意識を向けられるような原価管理を実践することです。
安心と信頼をつかむ原価管理を目指し取り組んでまいりましょう。
動作環境 | |
---|---|
OS | Microsoft Windows 8.1 /10 日本語版 ※帳票出力には Microsoft Excel が必要です。 |
CPU | Intel Core i3 相当以上推奨 |
メモリ | 1GB 以上(2GB 以上推奨) |
ハードディスク | システム:250MB 以上の空き容量必要 データ:5GB 以上 (10GB 以上推奨) |
モニタ | 画面解像度 1024×768 以上 |