原価管理ソフトでは日本初、そして唯一の特許を取得しているMIYAシステム。
その特許手法がグループ化です。
経営者であれば、現場の損益や 進捗状況を
「今、知りたい!」
それって永遠の課題?(我社はそうでした。)
毎月の締日になって数日後、現場の請求書が届く。
事務員さんが現場別に振り分ける。
そして自分のところに上がってくる結果は一ヵ月半後。
一ヵ月半も経つと赤字を取り戻そうにも、どうにもならない!
役所の設計書通りの工種ごとでは監督さんも、日々の出来高と原価を把握する余裕もない。
でも、現場から利益を出してもらうには徹底した原価管理をしなければ・・・
そんな悩みから考え出されたのがグループ化です。
グループ化とは、一言で言えば
「同時進行する複数の設計工種を、一つのグループ作業とする。」
現場の流れ通りにグループ化する。
工程表に置き換えれば工程のワンラインとなる。
役所の設計工種毎に実行予算を作成したり、
任意の工種を登録して実行予算を作成します。(グループ毎に予算を作成することもできます。)
そして同時に進む作業を自由にグループ化するのです。(グループには新たなグループ名を与えます。)
例を挙げてみます。
【例-(土工)】
<設計工種> 掘削○○m3、運搬○○m3、残土処理○○m3
これをグループ化して!
<グループ作業>掘削運搬残土処理○○m3や○○m
グループ化のポイントは日常の会話にあります。
現場の監督さんが夕方、事務所に戻られたときの会話です。
社長もしくは上司の方が、現場から戻られた監督さんに
「きょうはどうだった?どれだけ進んだの?」と質問して、監督さんが答える数値と単位です。
「はい!今日は床掘りが50m終わりました!」や「4スパン終わりました!」や「丁張りNo20まで行きました!」
そんな感じで監督さんは現場の出来高をとらえているのです。
MIYAシステムは、監督さんが日常、簡単に現場の出来高を把握している数値と単位に置き換え、
グループ毎に毎日5分程度の日報入力で簡単に原価管理が行え、損益を把握できるのです。
さらに段取り重視の原価管理では、明日の予定日報(予定原価)を入力することにより
明日の採算分岐点を簡単につかむことができます。
そうです、原価管理とは結果でとらえるのではなく、
実行予算すなわち予定原価を「絵に描いた餅」で終わらせない為に、
日々の先行的な原価管理手法に切り替えることで赤字を未然に防ぎ、
最小限の軌道修正で現場を進めなければならないのです。
減収減益の時代、すなわち今まで通りの受注環境ではなくなってきた今、
当然今まで通りの月次ベースの管理手法では、おのずと結果も今まで通りなのです。
日々の目標値を把握して現場に臨むのと臨まないのでは当然、監督さんの成長スピードも変わってきます。
先行管理型の原価管理では、監督さんを知らず知らずのうちに成長させるのです。
できる監督さんの共通点があります。
原価管理を追及していくとやはり段取りであり工程管理なのです。
予算と原価による損益管理いわゆる金銭管理には動的管理がありません。
だから実際の現場は違ってくるのです。
重要な事は「現場の流れ通りに!」管理できる事が重要であり、
その為には予算と原価だけではなく、そこに工程管理を結びつけてこそ
本来の現場管理が実現できるのです。
この段取りともいえる工程管理の架け橋となっているのが
MIYAシステムの根底にあるグループ化であり、MIYAシステム原価管理理論の始まりなのです。