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建設業女性未来作りの会(CHIC)(大分市)主催の建設業女性技術者育成セミナー全6回(県と県建設業協会後援)の最終回が8日、大分市内で開かれ、座談会修了書授与式が行われた。岩村正隆大建協専務理事、清永隆志県建設政策課技術・情報システム班主幹、県内各社の女性技術者26人、県の女性技術者5人が参加。
第1部は、岩村専務、清永主幹、女性技術者2人が登壇し、「セミナーなどでスキルアップし、女性たちの横のつながり強化などで、もっと活躍する場を増やそう」「男女格差がここまで大きい業界はない。考えが古い」「悔しい思いをたくさんした。環境改善が必要」などと意見発表。
第2部では、県の女性技術者5人が、「女性技術者の思い」をテーマに、「県の女性技術者は少数だが、全国的に見れば多い方」「民間から転職したが、県の方が働きやすい」「書類、データは女性が作成したほうが親切で分かりやすく、とても助かっている」などと話した。
第3部は、各グループに分かれ、▽現場サポートの仕方▽業界で働く女性の悩み▽女性の視点で会社に求めること―などをテーマにディスカッション。グループ代表者が「女性だから気付くことがたくさんある」「現場に出たいときは声をあげるべき」「事務職も現場を知ろう」「会社後継者など若い世代へ女性の魅力を伝えよう」などと意見発表した。
最後に、参加者一人ひとりに修了書を授与し、全員参加の食事会で交流を深めた。※詳細は後日特集