「これって本当に支払っていいのかしら?入金はまだないのに支払の方が多いわ。
でも監督さんの印鑑が請求書に押してあるから査定は通ってるし・・・。社長さんに
お知らせした方がいいかしら・・赤字ですよって・・・」
事務員さんは毎月支払いのため請求書を整理します。
入金の確認もします。
事務員さんの感覚は、入金と請求書合計の比較です。
監督さんからの毎月の出来高調書(売上げ報告)がいくら支払を
上回っていても、支払の方が多ければ不安になるのです。
社長さんが数字を知るのは、請求書の集計が終わり支払一覧を確認するとき。
事務員さんの仕事は「支払一覧」を作成することで
社長さんに この工事支払ベースでは赤字ですよ と申し添えることはないという
企業がほとんど。
あるひ突然 社長は 工事台帳などを見て愕然とするのです。
「な・な・なんで、こんなに支払が多いんだ~ぁぁぁ!」
監督さんにもなかなか聞けない(忙しそうだし、嫌がられるから)
社長さんにもなかなか聞けない(いつも営業に出ててゆっくり話す時間ないし)
でも、請求書と日々の日報がつけあわせができれば安心です。
日々仕入れた原価が日報に記載されていれば、請求書の査定を待つまでもなく
事務員さんが確認することが出来ます。
分析帳票のなかの所属別集計を確認すれば 一目瞭然 です。
監督さんに聞けなくても、社長さんに聞けなくても
現場の原価が正しいかどうかの確認が出来るので支払作業もスムーズです。