日報とは今日の報告である。
これが作業日報の定義かもしれない。
しかし、本当にそれで良いのか?
はたして厳しいこの時代に打ち勝つために間に合うのか?
では、実行予算とはと考えてみる。
実行予算とは予定原価の積み上げである。
現場開始から終了まで、いったいくら費用が必要なのか計算したものが、実行予算書である。
長期にわたり施工される現場の費用を換算することができるのであれば、
明日の予定原価を計算することなど容易(たやす)いはず。
悪いケースは実行予算書を提出して終わり。
よくある「絵に書いた餅」というケース。
これでは何のための予算書かわからない。
予算書とはあくまでもスタートラインにたっただけであり、どのようなゴールをめざすかという目標に過ぎない。
実際に目指したゴールめがけて、しっかりと一歩ずつ走る事が、
原価管理であり確実にゴールを目指すのであれば、先行管理は必ず必要である。
そのためにも、日々の原価管理を先行的に管理することで確実な利益も見出すことが現実となる。
「予定日報」という言葉を新たな現場のツールとして見つめなおせば、新しい視点から
必ず利益の兆しが見つかるはずである。
予定日報とは?
予定日報=明日の作業シュミレーション
明日の作業目標を確認するために、本日の作業日報作成後に翌日の作業日報を作成します。
予定日報を作成した翌日の作業日報の作成は、前日作成した予定日報を修正するだけ。
作業の短縮にもつながり、一石二鳥。
当社の工事原価管理ソフトMIYAシステムでは、日報切り替えボタンで
予定日報と実施日報とを切り替えることができます。