年度末も差し掛かったある日、社内研修会のご依頼を頂きました。
今回のテーマ 「今使っているMIYAシステムを、今後どのような自社内のルールの下で運営していくか?」
H社様の監督さん(弊社とやり取りする担当者)は、真面目で本当にスマートな方で
ユーザー間の意見や運用方法を聞けば、次には自社での運用にも活用されているのが
サポートセンターの対応履歴ですぐに分かるほど積極的に取り組みを行っていただいています。
MIYAシステムでは工事データごとに日報送信(工事報告)機能があり、毎日現場毎のの損益情報は
経営陣のメールアドレスに送信されるテキストメールで知る事が可能となっています。
実際、この機能を利用しているユーザ様は多く、日々工事一件ごとの損益のチェックを行っています。
(当然赤字であればすぐに手を打つ等の対処を行わなければならない)
今回は、上記の日報送信機能だけでは、2点問題があるというユーザ様の声でサポートを行いました。
1、日報送信機能だけでは経営者が欲しい情報としては足りない
2、なにか問題があった場合などの、その後の対処方法がわかりにくい
具体的に、一つめは、工事毎の損益情報は確認できるが、複数の工事の損益を一括で見る事が出来ないという点が議論点でした。
[今回の解決策]
MIYAシステムの工事全体の情報をワンクリックで帳票出力する機能を利用し、
その帳票をPDFファイルとしてメール送信するようにしました。
#今後バージョンアップでワンクリックで上記情報を送信出来るようにしたいと考えています。
二つめは、日報送信機能は基本的に携帯電話等のメールにて工事の損益情報を確認出来るようにしようと
いうのが基本コンセプトのため、
(1)メールを見て上司は損益を把握して終わりというパターンや、
(2)その後のやり取りが当事者間のメールのみとなり、まわりから問題点は解決したのかが、わかり難い
ということでした。
[今回の解決策]
全社員がFacebookアカウントを保持しており、すでに連絡事項等もFacebook上で行っているというユーザ様であったので
(↑ これはスゴイですよね。ここまで徹底できている企業は自社以外にはじめて見ました。)
日報送信機能もFacebookのグループと連動させる事にしました。
つまり、日報送信を行えば、Facebook上に日報が共有され、「いいね!」やコメントの入力もできるので、
日報を見た人からの反応もしやすくなる環境を構築しました。
結果として、今まで一方通行の報告だけであったり、問題への対処方法が不明確であった点が解消され、
工事担当者(日報送信者)の遣り甲斐もアップし、また管理者の「どうなっているんだろう?」という不安を取り除く事も出来るようになりました。
上記の、特にFacebookとの連動は、スマートフォンやタブレットの普及が進んだ事による、今までにない運用方法になります。
今後もこのような、より便利にMIYAシステムを有効に使えるような方法を考え、提供していきたいと思います。
サポート担当者 森山