インターネットを使いこなそう SNSによるIT戦略(2012/7/1発行 創造おおいたNo.135掲載)
以下本文抜粋—
■SNSってなに?
最近話題になっているSNS(Social Networking Service)ですが、
IT用語辞典では「人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のWebサイト。
友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段や場を提供したり、趣味や嗜好、居住地域、出身校、
あるいは「友人の友人」といったつながりを通じて新たな人間関係を構築する場を提供する(以下略)」とあります。
以前はSNSといえば会員制で構築されているものが一般的でしたが、最近では誰もが自由に登録できるスタイルが主流になっています。
では、企業や個人がこのSNSをIT戦略のひとつとして捉えていくにはどうしたらいいでしょうか?
■SNSを活かす
SNSを通じて企業や個人間のコミュニケーションを図ろうとする場合、
まず意識したいことはブログやホームページのように「見に来てくれる人を待つ」のではなく、
何かが共通するつながりの中で自分の考えや行動を「見せる」ことが更なる共感を呼ぶということです。
最近のSNSの特徴は、実名が基本であり、以前のようにクローズドな状態ではありません。
つまりリアルな社会と同じように、あなたや会社のことを「見られている」と考えるべきです。
コミュニケーションのツールであるべきSNSですが、中には見た人を不快にさせる言動も見受けられます。
セキュリティは当然のこと、特に仕事で活用するためには基本的なルールを決めて、
長期的な視点で企業活動全体の方向にあわせた情報発信を心がけることが重要だといえます。
■SNSとコミュニケーション
SNSは、スマートフォンやタブレットにより気軽に情報発信ができるようになっています。
今いる場所や、一緒にいる人、風景なども同時に投稿できることから、その投稿への反応を見ることで誰が興味を持っているかが分かり、
相互的なコミュニケーションへと発展します。
この「相互的な」ということが重要で、そこから生まれる知恵や知識、手段はすぐに活用できる自分のアイテムとなることも多いでしょう。
コミュニケーションを図る第一歩は「インプレット」相手の言動に共感すること、次の一歩は「アウトプット」相手が共感できるような情報を提供すること、
更に腕を磨いていくとすれば、アウトプットの場所やタイミングを戦略的に発信することです。
■SNSで社内活性化
最近のSNSの代表ともいえるFacebook は無料で利用できるサービスが主ですが、
これを社内の情報共有、コミュニケーションの構築に使わない手はないと私は考えています。
たとえば、これまでメーリングリスト(ある一定のメールアドレス宛に同じ内容のメールを送信する)などを使い
情報共有を行なっていた場合の問題点は、相手が読んだかどうか?までがすぐに分からないことにありました。
この返事を全ての人が送信するとメールの数は膨大なものとなり収集がつかなくなります。
しかし、グループなど(登録した人しか見ることができない状態)を使い情報を共有すると、必要な人はメールとしても読めますし、
「いいね!」とワンクリックするだけで誰がこの記事を読んだのかまでが分かります。
これを応用して日報とリンクした場合、その情報に関わる社員間のコミュニケーションが相互的に作用し、社内の活性化へとつながります。
ここからうまれるIT戦略も今まででは考えつかなかったものとなるでしょう。
■SNSは今こそ利用すべき
中小企業の利用は、大企業がまだセキュリティや情報保護の観点からなかなかSNSに取り組めていない今こそ、
最大のチャンスではないでしょうか?
SNSを利用する上での基本的な知識やルールはもちろん必要ですが、IT環境やツールを積極的に使いことで、
大企業にはない個性や技術力を発信することが可能になりました。
これからは、そのような中小企業がSNSを通じて地域を越えてつながりを持ち、
これまでになかったようなビジネスを展開していくことがより重要になっています。