現場における原価管理とは現場で発生した原価(コスト)の集計や予実対比の手法の事を言う。
しかし一般的にただ集計するだけの管理では原価管理とは言えず、ただの原価集計にとどまっていると思う。
原価の集計とすれば原価が発生した後の管理を創造するが、現在の時代にマッチした原価管理とは集計だけでは満足できないと思う。
よくこんな質問をされることがある。
「現場の原価管理と経理を連動させたい」
答えはノーです。
細かく言えばイエスだが現場に経理主導の原価管理を求めてしまうと、おのずと結果を集計する原価管理となり集計する事が目的となり精度を要求する事となってしまう。
経営する上で現場に求める原価管理とははたしてそれで満足するだろうか?
ミヤシステムが誕生したときもそうだったように
「現場が今どうなっているのか?」
経営者はわからない。
蓋を開けてみて最悪の事態であれば今はもう取り戻せない。
だからこそ
リアルタイムな「現場の今が知りたい」
これがとても大切な原価管理の始まりであると思う。
では経営者という立場で現場の今とはを原価管理で考えてみると、今日の損益や今日までの進捗や損益状況の事が知りたいはずだ。
実行予算通り現場は進んでいるのか。当初予定している月日に入金はあるのだろうか。
この現場は儲かるのか。
そんな不安や疑問が常に付きまとうはずだ。
だからこそ原価管理とはリアルタイムでなければならず、
そして不安と軌道修正を最小限にできるシステムでなければならない。
さらに一番重要な事は継続できる会社の経営方針であり仕組みでなければならないと思う。
その為にも原価管理は確固たる経営方針で取り組んでいただきたい。
我が社もそこが出発点だったように。頑張りましょう!