実行予算を簡単に作成する方法として絶対に必要なものは〔グループ化〕である。
ミヤシステムが提唱するグループ化とは単刀直入に言うと日々の損益管理を簡単に行う手法である。
設計書の作業工種毎に積算や実行予算があり、日々の損益管理を実践するには、
その作業工種毎に出来高と原価をとらえなければ実現できない。
しかし、実際の現場では複数の作業工種が同時進行するケースが多く、工種毎の状況を把握するには困難を極める。
そこで考え出された手法が、この〔グループ化〕である。
同時に進む作業工種を一つのグループ作業としてとらえる事が、
現場の流れをつかさどる工程に関連性を持たせ「予算」「原価」「工程」の3つの管理をスムーズに管理することができ、
現場監督さんの複雑な管理を大幅に軽減することができた。
以前行った現場の場合、1億を超す国道の道路改良工事で、設計工種だけでも 200工種を超えていた。
実行予算を作成するにも、工種それぞれに積算し、さらに自社の施工能力を想定しながらの実行予算作成であった。
当然、実行予算作成にもかなりの日数を要したが日々の管理では現場の流れに応じて複数の作業をまとめるグループ処理を行ったため、
楽に日々の損益を現場の流れ通りに管理することができた。
また、当時から更に管理手法は進歩し、現在では予算作成の時点から工種毎は当然であるが、
グループ単位の予算作成も行うようになった事で、予算作成の流れも、現場の流れである工程に基づいてのグループ処理を行い、
グループ化されたグループ作業毎に実行予算を登録するようになった。
既存の積算体系から、さらにまとめられた作業体となった事で、実行予算を簡単に作成する方法が進化したのである。
簡単に作成するという事には、やはりここでも裏付けがきちんと行われているかが重要であり、工程と直結した予算である以上、
現場着工後の日々管理もさらにスムーズになるといえる。
また、「MIYAシステム」のお客様たちの運用方法を調査した結果、
積算体系を無視する事も簡単に予算を作成するポイントとして利用されているケースが多い。
無視するとは、あくまでも実施工程に基づくという概念は皆、共通であるため、より実践的な管理手法として良い結果に結びついているといえる。
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