実行予算の計算方法はしっかりとした積上げ計算でなければならない。
曖昧な数値や暫定的に与えられた数値あれば、結果の予測も当然信頼できないものとなってしまう。
とくに、社内における実行予算を現場担当者レベルで作成するケースでは、承認前に全員で実行予算会議を開催する事をすすめる。
実行予算会議で気をつける点は、やはり、根拠の確認で、
作業毎の積み上げ根拠である歩掛まで追求した形で、現場担当者に説明させるべきである。
全員でというのも、社内で予算作成に携わる者や現場管理者レベル。
そして、経営者または営業担当者である。
また、予算作成に使用した各要素の単価も当然確認が必要となる。
労務単価がいくらなのか?使用機材の単価、使用資材の納入単価など、
今から始まる現場で実際に支払われる単価にて予算化されている事が最も重要である。
良くあるケースが、見積もりが間に合わず、過去の実績から暫定的に予算化され、曖昧にされたものなど落とし穴になりがちである。
それから、設計図書では気が付きにくい予算なども含めると、やはり、社内のノウハウと経験を最大限に集約する必要がある。
やはり、実行予算会議は重要なのである。
計算方法から更に考えてほしい点は予算段階での分析である。
━━ PR ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼原価管理ソフトMIYAシステムの無料ダウンロード版配信中。
機能やデータを元にかんたんマニュアルもダウンロードいただけます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現場を完成させるために必要な金額。
そして、会社に一体いくら利益をもたらすのか。
その利益が、会社が経営していく上で妥当な金額なのか。
現場を完成させるために必要な金額の内訳はどうなのか。
直接工事費と間接工事費はどのような比率で分かれているのか。
作業に関する内訳は材料費のウエイトと作業手間のウエイトはどれぐらいなのか。
現場管理費は実施工程から算出されているのか。
工期短縮を考えるとどのくらいの経費削減が見込めるのか。
あらゆる角度から実行予算を分析し、計算する事でいかようにも戦略を練ることができる。
「MIYAシステム」の帳票関係でもあらゆる角度から、実行予算を分析し、戦略を練るように心がけてきた。
しかし、目的はやはり現場の利益を追求することであり終わりなき課題ともいえる。
自社のおかれている環境や、今後の成長の為にも実行予算の計算方法は、自社なりの今に適したルールを作成し、改善を繰り返していただきたい。
実行予算の組み方や作成方法をもっと確認したい方は、
当社の工事原価管理ソフトMIYAシステムの無料ダウンロードをご利用ください。
お試し版で、内容をじっくり、ご確認ください。