2009.05.27 大分建設新聞 |
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土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.5―
アイディアのヒントに |
以下、記事内容抜粋。
I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<5>
アイデアのヒントに
パソコンといえばまずはワープロ。文章をきれいに仕上げる、便利な道具です。しかし、パソコンはワープロ専用機ではありません。単なる清書マシンとして使うだけではもったいないのです。
パソコンの真骨頂は「整理」や「検索」にある、と、連載第1回目で紹介しました。パソコンのワープロソフトも、「整理」や「検索」に使いこなすことができます。フォルダやファイル名で整理するのは当然のことですが、マイクロソフト・ワードでは「アウトライン」機能を使って、大項目、中項目、小項目のように整理しながら分類したり掘り下げたりしながら情報を記述することができます。
また、「ブックマーク」や「相互参照」を使って、相互の文章を関連付けると、あたかもホームページのリンクをたどるように情報を整理できます。
情報を整理することは、仕事を整理することにもつながります。整理すると、考えるヒントも浮かんできます。
例えば総合評価の技術提案や現場の安全対策、地元対策などを検討する場合は、まず資料や項目の整理から始まるでしょう。パソコンで考えや事柄の整理を手助けする無料のソフトもあります。「フリーマインド」というソフトで、インターネットで手に入ります。これは枝葉のように物事を関連付けて広げてまとめるものです。いわば「アウトライン」を平面的な図にまとめたようなもので、わかりやすくなります。項目を整理しながら洗い出していくことで、アイデアが生まれる可能性があります。
整理するのは、単純なことのようですが、意外と難しく、深いものです。しかし仕事のアイデアの源になるものです。パソコンを整理する道具、考えるヒントを生む道具として役立てましょう。