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鹿児島建設新聞 (原価管理)

みやちゃんコラム 鹿児島建設新聞 「実行予算会議(2)」 No.072
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未来への地図  「実行予算会議(2)」 No.072
 「実行予算会議(2)」 No.072
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 未来への地図 原価管理の重要性(3)

 もうかるのか根拠示せ “歩掛り”重要に

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 No.072 「実行予算会議(2)」

 

実行予算会議(2)

 実行予算会議を開催するにあたりどのように進行すれば良いのでしょうか。現場を段取りする者が行うべきだと私は思います。

 しかし、職長の立場でデスクワークを行わない現場責任者の場合、予算作成は別の人が行いますが、その場合は事前に段取りと予算の整合性を両者で話し合ったうえで予算作成を行っておかなければなりません。

 最近は非常に少なくなりましたが、「段取りは任せろ」しかし「面倒なデスクワークは嫌だ」では困るのです。ITの普及によりパソコンは苦手だが、現場の技術はベテランといった方がたくさんいます。大事なことは社内のチームワークです。

 パソコンの得意な現場経験の浅い若手社員が、ベテラン技術者から段取りを教えてもらいながらパソコンで実行予算を一緒に作成すればお互いに勉強できます。実行予算会議で大切なことは会社を経営するために必要な利益がきちんと計画されているのかという視点ももちろんですが、どのように作成されているかという「根拠」がとても重要だと思います。会社が変われば社長も違い、社長が変われば考え方も違うように現場のコスト管理における考え方には電子納品のようなルールはありません。

 そこで皆さんが会社の社長という立場で提出された予算書の作業ごとの施工単価だけが明記されていたとします。施工は自社の直営です。受注単価と比較した予算単価であれば高いのか安いのかはすぐに理解できますが、「この単価で本当にできるのか?」については分からないはずです。そこで根拠である歩掛りが重要になってくるのです。

 予算会議では現場責任者いわゆる段取りを行う者に、どのような工程と段取りで、どのような人数、機械、経費、材料、外注の構成で、どれだけの施工量を行うのかという歩掛り(施工単価の根拠)を説明してもらうことをお勧めします。人前でプレゼンすることに抵抗はあるかもしれませんが、実際に現場で作業員の方たちに自分の考えを伝えなければなりません。コミュニケーション能力の向上といった意味でも人材育成のための教育として捉えてみてはいかがでしょうか。

 余談ですが、民間工事の受注営業でiPadなど最新機器に施工実績の写真を入れアプローチブックとしてプレゼン営業する土建屋さんもいるように、これからの現場技術者はアピールの技術力も重要になるでしょう。予算の根拠について歩掛りや段取りがとても重要と話しましたが、そのような工程管理能力の向上やコミュニケーション力など現場技術者の人材育成がこれからの建設経営に重要な役割を占めていると感じます。

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 未来への地図 もうかるのか根拠示せ “歩掛り”重要に

 鹿児島建設新聞 平成23年8月23日(火) 第12525号 掲載

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