―パソ魂入門 NO.19― 情報共有のポイント

2009.10.07 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.19―

情報共有のポイント
コストダウンで大きな効果を出すのが「時間」のロスを減らすこと。そのために必要なものとはなにか。情報をどのように共有するのかを解説。


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<19>

情報共有のポイント
建設業でのコストダウンを目指すときに、大きな効果を出すのが現場コミュニケーション力です。監督さんと作業員さん、元請下請間で現場の状況や問題点、スケジュール(工程)をしっかりと情報共有できているか。情報共有のポイントをまとめてみました。
【スケジュール情報共有】例えば、安全パトロールや新規入場者講習、会議や立会い検査の日程などの現場スケジュールを関係者にきちんとつたえていないために作業が手持ちになったり、中止になることはありませんか?。一番もったいないのがこのような「時間」のロスです。有意義に作業を進めるためにも、スケジュールが「いつでも」「どこでも」確認できることが大切です。
【作業工程の情報共有】明日だけではなく現場の作業工程の全体の予定は関係者全員に周知できていますか?材料の発注なども資材屋さんに大まかな作業工程をきちんと伝えておくことで(特に2次製品など)、予定どおりに納入されるのではないでしょうか。年度末の忙しい時期に「材料待ちで作業ができない」など、これも情報共有で解決できるコストダウンです。
【工事打合せ簿】工事打合せ簿をインターネット経由などで確認できる仕組みがあれば元請下請間の協議もスムーズになり、「いつ」「誰が」「どのように」協議を行なったのかが一目瞭然となります。
これからの情報共有や前回までの電子契約といった問題点を解決できる建設業向けASPサービスとして開発されたものが、ミヤシステムの「請com(うけこむ)」(http://www.e-ukesho.com)という商品です。(大分県・大分市共にトライアル発注商品として認定)建設企業のI(いいこと)T(たくさん)を実現し、業界全体の利益アップ・スキルアップ・モチベーションアップを目指した商品です。ミヤシスサポートセンター(フリーダイヤル0120-8986-88 <ハヤクヤローパパット>)までお気軽にお問い合わせください。

―パソ魂入門 NO.18― 業界ぐるみで経費削減

2009.10.01 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.18―

業界ぐるみで経費削減
印紙代削減の具体的な提案についてご紹介。業界全体における経費削減を目指します。


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<18>

前回は「印紙代削減」の方法として注文請書の電子化を提案しました。今回は具体的に建設業の工事について考えてみます。
例えば、大分県の工事をA社が7000万円で受注したと仮定します。この工事請負契約書にかかる印紙代は4万5000円です。しかし、請負契約書は契約者双方が署名をしなければならず、電子契約を希望しても大分県では現状、紙面での契約締結となっているため、自社に環境が揃っていても成立しません。なので4万5000円の印紙代が必要で、こればかりは現状では仕方ありません。
ではA社が、その工事をB社に3200万円で下請発注(印紙税=1万5000円)、C社に1200万円で下請発注(印紙税=1万5000円)、B社がD社とE社に1200万円で下請発注(印紙代=各1万5000円)した場合、この工事にかかる印紙代は下請間で合計6万円となります。下請契約が電子契約で成立した場合、この印紙代がゼロになります。
これらの印紙税はかからないだけでなく、1.印紙を買いに行く時間2.紙に印刷し署名押印する時間3.郵便に切手を貼り、出しに行く時間、すべてが削減され、メール送信の要領で数回のクリックで契約が成立します。建設企業が貼付する印紙代は年間数十万円かかっている場合も多く、これらが大分県の建設業界の常識になればすべての会社で「WINWIN」となるに違いありません。
「そうは言っても・・・」という方のために、よくあるご質問を紹介します。1.下請報告書を出すときに印紙を貼っていない契約書コピーでもいいの?(A)電子契約で契約した旨を説明すれば問題ありません。(その証明は電子署名されたデータになるので、確実に保存してください)2.発注者に迷惑はかからないの?(A)注文請書の発注の場合は自社が署名を行えばよいのですが、発注者の了解は必要です。電子署名された契約書をプリントアウトすることも出来ます(注意・プリントアウトしたものに元本証明などを行うと課税文書となってしまいます)ぜひ皆様の周りから電子契約を「当たり前」にしてみませんか?業界ぐるみで経費を削減することが可能になるのですよ。

―パソ魂入門 NO.17― ITで印紙代を削減

2009.09.25 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.17―

ITで印紙代を削減
ITを使った「コストダウン」の方法にて解説。印紙代と書類作成に関わる諸費用の削減方法をご紹介。


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<17>
ITで印紙代を削減
Iいいこと)T(たくさん)を使う一番のメリットは何でしょうか。手間の削減、紙の削減。時間や手間を減らし「コストダウン」へつなげる。または、生産性の向上をめざす=利益率の向上。ここが大きなポイントとなります。パソコンやソフトウェアは単なる書類の清書のために利用するのではなく、この厳しい時代を勝ち抜くための武器として費用対効果を得たいものです。
さて、今回は「印紙代」に注目してコストダウンの提案です。印紙税は諸経費と同じように出費されることが多く、法人所得税や法人県民税のように決算書の利益から計算されるものではありません。契約書や領収証、手形などの金額に応じて印紙税が加算される仕組みとなっています。
◆ポイント1=印紙税法の第二条では、「別表第一の課税物件の欄に掲げる文書には、この法律により、印紙税を課する」とされています。ここでいう課税対象はあくまでも「文書」に対するものであり、「契約」も「保存」も電子ファイルで行った場合は、「文書」に当たらないため、印紙税の課税対象外となります。
◆ポイント2=契約を成立させるためには?従来の契約とは契約者双方が内容に合意し、契約書に署名、捺印。各々が保存するなどして証拠としてきました。電子契約では、印鑑での押印の代わり、印鑑の役目を電子入札などで使っている「電子証明書」が、印鑑を押すための朱肉の役割を電子署名の機能を備えるソフトウェアが行うこととなります。この2つがそろうことでこの電子文書を交わし保存すれば電子契約が成立します。
◆ポイント3=印紙代の削減効果 大分での工事の契約では工事金額に応じて印紙税が加算されます。1000万円を超え5000万円以下の工事で1万5000円(芸現税率の場合)、5000万円を超え1億円以下の工事で4万5000円もの印紙が必要になります。注文請書の場合は自社の捺印だけが必要になるので「電子証明書」と「インターネット環境」そして「やる気」さえあれば今日からコストダウンが可能です。

―パソ魂入門 NO.16― 優れものの電子商取引

2009.09.16 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.16―

優れものの電子商取引
インターネットを利用した電子商取引の一部をご紹介。さらに企業間の電子商取引の可能性をご紹介。


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<16>
優れものの電子商取引
電子商取引(EC)は、インターネットを介した商品や財のやりとりです。アマゾンや楽天市場で通信販売で購入する、というのが身近な例です。どこに住んでいてもどんなに珍しい品物でも手軽に即座に手に入れることができるので、大変便利です。しかし便利なだけではありません。まさにインターネットならではのメリットがあるのです。
インターネットは情報の海の上のデータのやりとりです。これが買い物を大きく変えます。一例では価格の比較があります。「価格com」は、いろいろな通販サイトの価格を評価して、一覧で表示します。いちばん安い店を簡単に探せるのです。そのうえ商品を購入した人の、商品や店舗の評価の口コミが掲載されています。「この商品はこの点が気に入らない」とか、「この店は対応が不親切だ」とか。テレフォンショッピングなどで「がっかりした」とか「だまされた」ということが、なくなるのです。
一方、店舗側も情報を「学習」します。アマゾンは、商品の購入履歴をもとに「あなたにはこの商品がおすすめですよ」と教えてくれます。大きなお世話だ、という場合もありますが、役立つ時もあります。
楽天市場にも口コミ情報が掲載されていますが、同サイトは祖霊所言うに、オークションや懸賞、金融など様々なサービスと一体的に構成したサービスを提供しているところにも大きな特色があります。さすがにプロ野球球団を持つ企業だけのことはあります。このように、インターネットでは、さまざまなビジネスの在り方がチャレンジされています。
電子商取引をより一層進め、企業間などの取引で見積書や契約書などを統一した書式で交換するのがEDI(電子データ交換)です。電子入札EDIのひとつです。EDIは紙の契約書と違って印紙代が不要になるなど様々なメリットがあります。次回からは建設業で使える手軽なEDIの契約書をミヤシステムの宮脇常務に紹介していただきます。

―パソ魂入門 NO.15― 顧客満足と利益を両立

2009.09.02 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.15―

顧客満足と利益を両立
継続的な改善活動(ISO)と利益確保を実現。工事施工点数の高得点取得に成功した企業さまをご紹介。


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<15>
顧客満足と利益を両立
前回に引き続き今回も利益を出している全国の企業の中から、三重県松阪市の会社を紹介します。この企業は松阪市の山間部で活躍されています。
建設業界でISOの認証取得ブームがあったころ、その波に乗りISO9001を認証取得され、継続的な改善活動を続け顧客満足を得ることができたと自他共に認められるようになった時、一方で顧客満足を求めるがゆえに「思うように利益をあげられていない」ことに気づいたと言います。
今後会社を継続していくいは、しっかりとした原価管理手法に基づく経営が必要不可欠だと考え、ミヤシステムにお問い合わせをいただきました。今では、日々損益管理を行うことが監督さんたちの常識となり、日々の目標が具体的な数字で出てくるので、コスト意識が養われ、同時に仕事に対する充実感につながっているようです。「顧客満足」と「地域貢献」「利益向上」を達成され、工事施工点数は高得点。地域から最も注目される建設企業として多くのメディアでも紹介されています。
「災害から地域を守るのは俺たちの役目!土建屋ほどいい仕事はない!」と仕事に誇りを持ち、現在はその思いや仕組みを同じように悩む全国の中小建設企業経営者に伝え、確立していきたいと「ギャラッチ塾」を開講。内容は金融機関の幹部職員にも取り入れられるほどです。
近い将来だけではなく、投資する物の効果を見極め、長期計画の中で本当に必要なものを一番効果の出るタイミングで取り組む。その姿勢はとても参考になる企業です。地域の特色を活かし、一番得意とする工種に特化する。地域から求められる建設企業のお手本かもしれません。

―パソ魂入門 NO.14― ある先進企業を紹介

2009.06.18 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.14―

ある先進企業を紹介
建設業界が持つ課題を乗り越えていこうとしている企業さまをご紹介。


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<14>
ある先進企業を紹介
今日は、MIYAシステムを使い、原価管理の仕組みを確立した企業をご紹介します。弊社では、決まった時期にソフトウェアの活用状況と運用形態を確認するためアンケート調査を実施しています。【Q】受注した全工事に対するソフトウェア稼働率(使用率)は?【A】100%【Q】使用者は?【A】社長、管理職員、現場監督さん、事務員さん。と、全社で完全に利益創出のための仕組みを築いたのが、岡山県ん美作市の会社です。
初代ベストユーザ賞を受賞し、全国のユーザー間でのハンドルネームは「ジャニーズ建設。」社長はジャニ建さんと呼ばれています。ベストユーザ賞受賞の際に、「これからの建設企業はジャニーズ事務所のようにスマートでかっこよくあれ!」と宣言され、以来かっこいい土建屋として地域を守る仕事に誇りを持ち頑張っておられます。
導入は3年前、岡山県では電子納品が開始される時期と重なり、社長(当時は専務)は、電子納品CADの導入と、原価管理システムの導入どちらが先かとずいぶん悩んだと言います。どちらも安価な商品ではなく会社としてはかなりの投資になります。一番の心配は、「買っても使いこなせなかったら?」と、この厳しい時代無駄な投資はできない。その際にみんなで話し合った結果、「これから建設企業として生き残っていくには、どちらも越えなければならないハードルであり、優先課題である。ならば、同時に導入し、各システムに責任者を決め、その責任者から全社で使いこなせるように広げて行こう」と決めたのです。
いま、その企業様とは年に何度も行き来し、建設業を盛り上げていこうという志をもった同志として情報の交換をしますが、経営者としてのアンテナを高く掲げ、「今取り組むべき自社の課題」への情報を聞き漏らさず、そして実行する。この取り組みこそが、「今」の時代を生きる建設企業のあり方かもしれません。

―パソ魂入門 NO.13― 携帯電話で原価管理

2009.08.21 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.13―

携帯電話で原価管理


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<13>
携帯電話で原価管理
今日のI(いいこと)T(たくさん)のテーマは「携帯からも情報を得る」です。パソコンが情報を得る手段として普及したように、今は「携帯電話」も多くの方が利用し、インターネットも利用できる環境が整ってきました。その中でこれまでテーマにしてきた「原価や利益管理の情報を現場でも知りたい」「社長にパソコンでデータを見せるだけでなく今日の結果をすぐに報告したい」というニーズが増えています。
現場の損益や原価などをできるだけ「リアルタイム」に知ることで効果が増し、さらに有効な次の戦略を考えることができるようになります。
まず、原価管理が定着しない要因には、経営者が現場担当者に原価管理を「任せっきり」になってしまうことがあります。その結果、現場担当者は工事を安全に工期内に完工させたにもかかわらず、最終の利益が予定より出ないといった現状も多くあります。その解決策として携帯電話のメール機能が利用できます。1.毎日の日報を丹生六し損益を確認。(余裕があれば明日の予定日報も入力)その日の問題点や経営者に伝えたいことをメモ入力2.原価管理ソフトウェアのメール送信機能を使って、携帯電話にワンクリック送信。この機能を利用すれば、経営者は出張中でどこにいても社内のすべての現場の情報が手のひらで確認できるのです。
次に、携帯電話から日報を入力できる機能を持つ原価管理ソフトであれば、現場をしながらその日の人数や機械数量などを登録しておくことができます。現場が終わったときには、数量の間違いがないかだけを確認すれば日報入力もより簡単になります。
情報を蓄積し活用する。この仕組みができれば経営者も監督さんもずいぶんと安心して現場を施工することができるのではないでしょうか。

―パソ魂入門 NO.12― 工事ごとの損益を把握

2009.07.29 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.12―

工事ごとの損益を把握
どんぶり勘定と言われないためのヒント。次へつなげる経営になるための日々の管理法を紹介。


以下、記事内容抜粋。

I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<12>

工事ごとの損益を把握
今日のI(いいこと)T(たくさん)のテーマは「工事ごとに損益をつかむ」です。建設業の原価管理というと「どんぶり勘定」といわれることが多いのですが、工事ごとの損益をどの程度把握できているでしょうか。
建設業の経理事務においては、工事台帳などで工事ごとに原価や出来高をまとめる必要があります。しかし経理がシステム化されていない場合、請求書の内容を工事ごとに振り分けず、「材料費」や「直営労務費」などといった科目だけで処理してしまい、工事の途中で決算期が来た場合、原価にあわせて「だいたい」の出来高を計上するケースが少なくないようです。
公共工事を受注した場合は、月次で工事履行報告書などの提出が求められるようになったので、工種ごとの出来高を入力しての「出来高算出」が必須となっています。しかし工種ごとの出来高を出す場合、例えば、バックホウ掘削1万立方メートルの設計のうち、今日までの掘削量、または、基面整正が何平方メートルできたか…という計算だけでうんざりすることになります。
このように、週間工程会議や請求書の締めのときに原価と出来高を比較するのであれば、まだ工事の現状を把握できるかもしれませんが、決算期になってやっと請求書の内訳を見るようでは、どの工事が利益がでているのか、赤字になった原因はどこの現場なのか、が分からず、次につなげる経営が非常に難しくなります。赤字をだすことが「悪い」わけではなく、予定通り利益がでなかった原因がどこにあるのかを知り、次回は同じ失敗をしないことが重要です。
そのためには、毎日「工事ごと」に「原価」を集計し、それに対して出来高(売り上げ)がどの程度上がったのかを知ることが最重要課題であるといえます。エクセルなどの表計算ソフトを使うもよし。MIYAシステムのような原価管理に特化したデータベースを利用するもよし。まずはITを使って工事ごとに損益を把握しましょう。

―パソ魂入門 NO.11― 全社的な情報共有を

2009.07.15 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.11―

全社的な情報共有を
自然条件など外的要因による施工計画変更などにどう対応するべきなのか。社内の情報共有の重要性についてをわかりやすく解説。


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<11>

全社的な情報共有を
今日のテーマは「利益を出すための情報を共有する」です。前回のテーマ「予定原価を知→明日の作業目標を明確に持つ」という視点は、現場単位で考えます。しかし会社の経営を考えた場合、各現場単位でばらつきがあるよりも、全ての現場で少しでも予算以上に利益がでることが理想です。
建設業(特に土木工事)では、自然条件などの外的要因が施工に影響したり、発注者や協力会社の工程によって、一時的に施工が中断することもあります。その場合はどんなに予定原価を知っていても、歩掛を伸ばすことは困難です。ここで、「情報共有の仕組みが社内に確立しているか」ということになります。
「A現場は明日の昼からは施工が出来そうにない。一方でB現場は人手が足りず、施工体制を増やしたいと思っている。またはリース機械を昼からB現場で使う」といった段取りは、採算分岐点を知っていれば、いかにコストを下げるか、という視点で現場を見る、現場監督さんたちが互いの状況をよく知っていれば、どちらの現場もコストダウンが図られることになります。
この利益を出すための情報共有については、「コミュニケーション」「報告・連絡・相談」が大切なことは分かっています。しかし、電話したら通じなかった→忙しかったのでつい再度連絡するのを忘れた。ということはないでしょうか。このような際に、使いたいのがI(いいこと)T(たくさん)です。1.「だれでも」「どこでも」パソコンを開けば、数字が確認できる2.全ての現場の日報や状況が、一斉に配信される3.問題点や報告事項はリアルタイムに確認できる、といった仕組みを作り上げていくことが大切です。経営者への報告ではなく、情報共有が今の建設企業の課題のひとつではないでしょうか。

―パソ魂入門 NO.10― 予定原価、作業量を

2009.07.08 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.10―

予定原価、作業量を
原価の結果管理から予定管理へ移行し、明日の段取りを把握して出来高目標を明確にする方法、作業効率を考える仕組みを解説。


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<10>

予定原価、作業量を
今日のテーマは前回の原価管理の結果管理から、予定管理へ移行し、「明日の原価を知り、出来高目標を明確に持つ」です。
建設業界の原価管理は一般的に「どんぶり勘定」と言われ、結果で管理するという概念にとらわれています。しかし、実はパソ魂でも取り上げてきたように、実行予算とは「予定原価の積み上げ」であり、工程表とは「予定作業や作業の先行関係」を表現するものです。では、実行予算と工程表から考えられた、目標の歩掛以上の生産性をあげるように管理する方法(仕組み)を変えてしまえば、目標により近い利益を目指せるはずです。
現場の監督さんは、通常夕方には翌日の段取りを完了します。1.明日自分の現場にくる作業員さんは何人か2.材料搬入、手配は終わったのか3.機械は揃っているのか。これらの段取りができているということは、実は前回書いた「原価集計」のスキルが身についていれば、パソコンがなくても明日の原価の「予定」は分かるはずです。
建設業の原価管理で難しいのは、ここから先。(重要ポイントです!)この監督さんの段取りは、全体の作業予定を考え、明日の工程はどの部分か、が基本にあります。なので、これらの原価がかかるときに、予定通りの利益をあげるためにはどれだけの作業量が必要かという「明日の原価」と「明日の必要作業量」を知り、採算分岐点を明確に持つことへ一歩進めるのです。
それは、朝礼で単に「今日も頑張ってください!ご安全に!」というときと、「今日の作業目標は、この側溝を○○本据える事です。これを超えると、利益が出るのでご安全によろしくお願いします」と明確な目標を伝えるときでは作業効率が全く変わります。この数年多くの建設企業様で見てきたことです。 建設業の監督さん、作業員さんの多くは、工程管理能力が大変長けていて、作業目標さえ、分かる仕組みができていればよほどおかしな実行予算でない限り、その歩掛に向けて様々な工夫を重ね目標を達成できるようです。この作業目標を逆算するには、I(いいこと)T(たくさん)が必要になりますが、試してみる価値はありです。

―パソ魂入門 NO.09― 「今日の原価」を知る

2009.07.03 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.9―

「今日の原価」を知る
原価を把握する。集計するタイミングはいつがいいのか?把握するとどうなるのかを解説。


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<9>

「今日の原価」を知る
今日のI(いいこと)T(たくさん)は「今日までの原価を知る」です。私が原価管理のセミナーで皆さんに尋ねることのひとつに「原価をどれくらいのスパンで把握できていますか」があります。建設業界の一般的な回答は、月次=請求書が来たときに、ひと月の原価がどれくらいかかったかが分かるというもの。しかし、優秀な経理担当者がいても、月末の請求書や試算表を締め、結果がわかるのは翌月10日ごろ。最長で、40日前の結果がわかったところで、この厳しい建設業の単価の中で利益を取り戻すことができるのか?応えは「ノー」ですよね。
建設業の原価管理が難しいといわれるのは、「損益」の把握が難しいからで、「原価」の把握は簡単です。1.毎日何を使ったのか2.今日使ったものの単価はいくらだったのか3.今日使ったものの数量は?。この3つさえ毎日確認していれば、手書きであっても今日の原価の「集計」はそれほど難しくありません。
家庭で考えれば毎月の収入の範囲で生活をするのは当たり前のこと。これを現場に置き換えましょう。毎日の原価の「集計」を「毎日」行うという「当たり前」の作業を「当たり前に」行うことこそが、原価管理の第一歩だといえます。毎日、決められたルールを確実に実行すること。それができなければ、どんなにすばらしいパソコンでも、ソフトを使っても「今日の原価(今日までの原価)を知ること」はできません。
では、この原価の集計をIT(パソコンなど)を利用して行った際はどんなメリットがあるのでしょうか。データベースは分析をしたり、必要な項目だけを抜き出し集計したりすることがとても得意です。毎日原価をデータベースなどに登録していれば、請求書が届いた際に、「○月○日~△月△日までの××会社から仕入れたものは?」をワンクリックで出力し、チェックできます。原価をパソコンで集計するとI(いいこと)T(たくさん)が広がっていくこと間違いなし!です。

―パソ魂入門 NO.08― 「工程表」の考え方は?

2009.06.18 大分建設新聞

土建屋のためのパソ魂入門 ―NO.8―





「工程表」の考え方は?
工程表を考える際の注意点や実行予算とうまく連動する方法を掲載。


以下、記事内容抜粋。


I(いいこと) T(たくさん)パソ魂(こん)入門<8>

「工程表」の考え方は?
今回も現場で使うためのI(いいこと)T(たくさん)をお届けします。今回のテーマは「工程表」です。
前回は、実行予算を組む際に、工程の1ライン上にある作業グループとしてとらえ、歩掛を考えることがポイントと書きました。
工程表を考える際には、1.この作業グループは1日にどれくらいの人員や機械を投入するのか2.何日で施工が終わるのか3.先行する(この作業をするために終わっていなければいけない)作業は何か―という順番になります。1.では実行予算とも連動する考え方ですが、工程や利益確保を予定通り進めるには、1.歩掛のとおりに作業を進行し、2.の日数の範囲で施工を終わらせることが重要です。
これらをバラバラに管理すると矛盾が生まれ、「実行予算」と「工程表」を同時に管理することは困難になります。
ITを使うことのメリットとしては、3.のように作業の先行関係までを考えて工程表を作成する=ネットワーク工程表を作成するということですが、その際には、マイクロソフトのWordやExcelなどのオートシェイプ機能やCADを利用する場合に、工程表の修正が難しくなりますが、工程表プログラムを使うと簡単に日付や先行関係を変更することが出来るようになります。
工程表には進捗率を管理するSカーブが描画されることも重要だといえます。予定に対して何日進んでいる(または遅れている)のか、時間と予算にどれくらい余裕があるのかが前述の工程表からは一目瞭然でわかるようになります。
I(いいこと)T(たくさん)のポイントlは、プログラムの得意分野を見分け、その作業に適した利用を行なうことだといえます。